
Journal
ヨガのある日常のあれこれ
世界の名著、なぜ来ない?
読書の秋!とはいえ、今日の東京は暖かいです。
最近、古舘伊知郎さんと佐々木閑先生の仏教についての対談本を読んでとても面白かったです。
老眼の影響もあってか、このところ「やっぱり紙の本って読みやすいな」と思い直すようになってます。
ここのところ気になっているのは、海外の先生方がコースで課題図書として指定する本が、日本では翻訳されていないことが多いこと。
世界的にはスタンダードな本や、長年読み継がれている名著なのに…。
翻訳版があっても、正直なところ、クオリティに物足りなさを感じることも。
特にヨガや瞑想といった専門分野では、著者の考え方や背景をよく知らない人が訳すことで、大切なニュアンスが抜け落ちてしまうことがあるんですよね。
海外の著者から「日本語版を出したいんだけど」という相談を受け、出版社にお話をすると第一声はだいたい「1000冊は買い取れますか?」みたいな感じ。
版権を取るのにもお金がかかるので、出版社としても収益の見込めない本は手を出しづらいわけです。
自費出版という道もありますが、これもなかなかの出費に。
日本という市場の大きさを考えると、著者も「そこまでするべきかな…」と悩んでしまいます。
電子版だとしても、翻訳やレイアウトなど、出版までには時間もお金もかかってしまうんです。
「翻訳ソフトで読めばいいじゃない」という声もあるでしょう。
確かに、ある程度は理解できるかもしれません。
でも、その分野と著者のバックグラウンドを知る人が訳すのとは、やっぱり違うんです。
著者の想いがストレートに心に届く感じというか…。
いつか、海外のヨガや瞑想の本も、気軽に翻訳ソフトで読める日が来るのでしょうか。
そのときは、人の手による翻訳は贅沢なことになるかもしれませんね。
では、Namaste!