Journal

2025.5.7

ゴールデンウィークの序盤にはBethSpindler先生のパーキンソン病のためのヨガセラピーがありました。

参加者の熱量がすごかったです。
経験と知識をもとにムーブメントやその注意点など教えてくれるので、皆さんもリアクションしたり質問したりオンラインでありながら良い学びの時を過ごしていました。

参加者のなかにはおそらくご自身がパーキンソン病の方もいらっしゃると思いますが、多くが自分以外の誰かのために受講しているんです。

家族や友人、あるいは生徒さんのために役立てたいという強い想いは、ヨガセラピーを学ぶ上で何よりも大切な原動力になります。
特に神経系の疾患に対するアプローチは繊細さが求められますが、愛情があるからこそ、その繊細さに向き合う強い気持ちが湧いてくるのでしょう。


ヨガがなぜパーキンソン病に向いているのでしょう。

ヨガの有機的な特性は、まさにパーキンソン病のような個人差の大きい症状に対して対応しやすいのです。
教科書通りの型にはめるのではなく、その日の体調や症状に合わせて柔軟に調整でき一人ひとりにカスタマイズできるこの適応性は、ヨガセラピーの真髄ではないでしょうか。

日本とアメリカではパーキンソン病へのアプローチに興味深い違いがあります。

アメリカでは1961年に創設された米国パーキンソン病協会(APDA)が全国的なネットワークを構築し、ヨガを含む様々な運動療法を積極的に取り入れています。
地域コミュニティベースの支援が充実しており、患者さんと家族が参加できるヨガクラスが多数存在しているそうです。
ヨガもそうでしたが、アメリカって良いものを取り入れてシステムを作るのが早いですよね。

一方、日本では医療機関を中心とした治療アプローチが主流で、補完代替療法としてのヨガの認知度はまだ発展途上だと思います。
しかし、近年は日本パーキンソン病協会でも運動の重要性が強調されるようになり、徐々にヨガなどの代替療法への関心が高まってくるはず。ヨガ指導者はこのギャップを埋める役割ができるかも。


そもそも、この講座を企画してからよく「なぜ?パーキンソン病」って聞かれたんですが、ヨガを教えている人がパーキンソン病になった身近な人のために学んでみたいと言ったからです。

多くのパーキンソン病に詳しいプロフェッショナルなヨガセラピストをリサーチしたんですが、びっくりしたことに一番評価が高いのが一番身近なBethSpindler先生だったんです。

心理学の先生でもありトラウマセラピーの第一人者Arielle Schwartz先生が「とても参考になる」と言っているくらいの実践の数と経験値を今回も見せてくれました。

きっとそれはほんの一部にすぎません。

6月にはさらに実践を深めるコースを行います。

ご興味のある方はぜひ、受講ください。

では、Namaste!

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