私は19歳のときに生活を共にした師のもとで教わりました。
伝統的なヨガの教わり方というのは、アーサナをやり、プラーナヤーマをする。
そうすると、段階を踏むのではなく全部一緒に教えられます。
その中で師は生徒に合わせて
伝え方を細かく洗練させて
状態によって変えて指導します。
20歳でその師の元を離れた後スワミ・ヴェーダ・パルティという先生から更に学びました。
他にも多くの先生からより深い知識、内容を伝えていただきました。
今では簡単にネットや本で
情報が見つけられますが、
単にリラクゼーションと
ヨガニドラを混合させたもの
といった混乱させるような内容も多くあります。
書物等によって知識が得られることは素晴らしいことだと思います。
私の師が言っていたのは
ヨガというのは
「Open secret(開かれた秘密)」
という秘密だけどみんなが知っているということ。
聖典などにも
ヨガのことは書かれていますし
書物になっています。
一つ言えるのは
経典や聖典を読み
内容を理解できても
それが自分の中でできているのかというとそういうことではないかもしれません。
真実をきちんと学ぶには知識が必要であり、それを与えてくれる先生が必要です。
ヨガというのは
もともと師から生徒へ伝えられるもの。
本から生徒に、というかたちではないと思います。