長く第一線で活躍しているSarahPowers先生。
世界で最も人気のあるヨガティーチャーの一人です。
陰ヨガの創設者のひとりとして知られる
SarahPowers先生が確立したInsightYoga(インサイトヨガ)。
中医学をベースとした陰&陽のアサナをブレンドした
魅力的なシークエンスそして仏教思想と瞑想によって
統合されたヨガスタイルです。
このインタビューPart.2では
Sarah先生に陰ヨガに関して具体的にききました。
Sarah先生のヨガ歴を教えてください
私のヨガ歴は歳を重ねているので、とても長いものになります。
みなさんも長いヨガの旅路になることを願っています。
ヨガにはアートのような素晴らしさがあり、私たちの人生の色々なステージで色々な面を見せてくれます。
最初に始めたのは大学生の時でした。
その頃の私は体を動かすことがとても好きで、ダンスやハイキング、ジョギングをしてよく動かしていました。
私には兄がいて、当時、ヨガについての本をたまたま私の部屋に置いていったことがありました。
その本を読んだりしたことがありました。
ヨガについて知った時に魅了されたのは、自分の体を通してマインドの状態を感じ、見ることができるということでした。
不安になってしまう自分の心や反応してしまう心の状態も、その2つ(体とマインド)を繋ぐことによって、すごくリラックスし、自分の家で落ち着いているかのような状態にすることができると分かった時には、本当に魅力的だと思いました。
1番初めに経験したのはプラーナヤーマで、講座を受けました。
プラーナヤーマをしている間中、自分の胴体が呼吸でつながり続けているということを行いました。
自分が今まで経験したことがないような覚醒した状態を体験し、これは本当に素晴らしいものだと思い、ロスアンジェルスのヨガワークスというスタジオを見つけアシュタンガヨガを始めました。
1980年代の半ばごろでしたが、そこはヨギー達の渦のように集まってくる素晴らしいコミュニティでした。
ヨガをもっと深く勉強したいという方がたくさん集まっていました。卒業した後、今でも旅をしながら教えている人が大勢います。
まずはヨガの肉体的にチャレンジングであるということも魅力的だと感じました。
たった1時間の練習の中でこんなにも身体をあちこちすごい可動域で動かすことは人生の中でありませんでした。
でもこれをやり続けたのは自分の内側の心理的な変化を感じたからです。
当時ポール・グリリーがスタジオで教えていました。
彼は陰ヨガを現代的な文脈の中で広めた方です。
陰ヨガに出会ったとき、また違うチャレンジがありました。
陰ヨガでは非常に長くポーズをキープします。
同時に今まで経験したことのない心と体に対する新しいチャレンジがあり、対峙するようになりました。
どちらもすごく気に入っていたので、ヴィンヤサのプラクティスは毎朝にして、日によって陰ヨガも合わせて静かに静止して行うというスタイルで練習をしていました。
当時そういった練習をしていた時は、経絡の効果や瞑想も少しやっていましたが、正式にはやっていませんでした。
このプラクティスをして自分が健やかになっていき、我慢強さが築き上げられてきたということがすごくわかりました。
肉体的なプラクティスでは自分の体が色々な形になって、どういったアライメントで体を変えさせれば良いか、アイアンガースタイルで学びました。
陰ヨガのポーズでは同じ姿勢を保ち、自分の体の組織に刺激を加えることによって経絡のシステムのエネルギーの通りに影響を与えます。
同時に自分のマインド、心にも影響を与えることができると学びました。
ですので、今でも陰と陽のプラクティスを両方続けていて、プラーナヤーマや瞑想も行っています。
これらが私の意味深く、健やかで心穏やかな人生を送るための土台と考えています。
つづく