
長く第一線で活躍しているSarahPowers先生。
世界で最も人気のあるヨガティーチャーの一人です。
陰ヨガの創設者のひとりとして知られる
SarahPowers先生が確立したInsightYoga(インサイトヨガ)。
中医学をベースとした陰&陽のアサナをブレンドした
魅力的なシークエンスそして仏教思想と瞑想によって
統合されたヨガスタイルです。
このインタビューPart.2では
Sarah先生に陰ヨガに関して具体的にききました。
陽ヨガと陰ヨガをどのくらいの割合で練習していくのか教えてください
この割合は各実践者の特権でもあり、責任でもあります。
鍼灸師のもとに訪れた時、識別して教えてくれるように今、自分のエネルギーのバランスが外側に向いて、上昇している傾向にあるのか、それとも内側に向いて、
降りていくようなエネルギーか見極める必要があります。
ですので、自分の練習をする時、見分ける必要があります。
今の体のシステムにとって、活発化させた方が良いか、それとももっと穏やかに鎮静させる必要があるのか、を見極める必要があります
ヨガはアートと同じで、これが1番最適な比率の練習であるといったレシピのようなものはありません。人によって違いますし、日々変わっていきます。
例えばずっとパソコンの前で座って作業をしていたら、エネルギーの流れが必要だと感じると思います。自分のマインドの中は色々な考えが渦巻いている状態かもしれません。
私たちの属性の生活の中では時間は限られていますし、忙しい毎日を送っているのでシンプルな陰のポーズで始めて、1時間フローをする陽のプラクティスを行い、最後に2、3個、陰のポーズで終わるというやり方でもいいと思います。
そのプラクティスが終わった後、私たちのマインドは自分自身の本質を体現しているように感じるかもしれないので、その時点で瞑想をするととても気持ちが良く丁度良いものになるかもしれません。
また違う日では、旅をしている中で転々としたり、様々な人たちと会ったり、ヨガを教えたり、ミーティングをしたりと、忙しい日があったとします。
そういう時は、静かで自分と向き合う時間が必要なので、30分から45分、陰のポーズだけで構成し、各ポーズは5分から10分ホールドするプラクティスにしても良いと思います。
そして陽のプラクティスは明日にしておきましょう、と考えます。
陰だけ、陽だけをそれぞれ1個だけでもいいし、ミックスして、陰陽ヨガをやってもいい。もしくは、1日の中でそれを分けてもいいのです。
私は朝起きて、気持ちよく太陽礼拝をやり、そのまま立位のポーズもやっていて気がつけば1時間くらい陽のプラクティスをしていたということもあります。
同じ日の夜、夜ご飯を食べる前に30分ほど陰のとても静かなプラクティスをするという日もあります。
1日の中で時間によって分けることもできます。
つづく